出来るビジネスマンは身についている!ロジカルシンキングって何!?
ロジカルシンキングとは
そもそも「ロジカルシンキング」とはどういうことなのでしょう。日本語に訳すと論理的思考になります。
そして、「論理」とは
ろんり 【論理】
1 考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。「―に飛躍がある」
2 事物の間にある法則的な連関。
3 「論理学」の略。(デジタル大辞泉)
つまり、「ロジカルシンキング」とは物事をわかりやすく伝えるために、体系的に筋道立てて考えることを言います。
そして近年、特にビジネスにおいて、この「ロジカルシンキング」の必要性が叫ばれています。
私も、そのとおりであると思います。
どうしてビジネスで求められる
ロジカルシンキングがビジネスにおいて求められる理由は、仕事を無駄なく円滑に進められる行為だからと言えます。
たとえば、営業やプレゼンをする時は、結論から話すことが大切です。
過程や工程を長く長く話してから最後に結論を伝えると、相手はすんなりと理解してくれません。
しかし、結論を最初に話し、後に裏付けられる理由を話すことで、相手はすんなりと話が頭に入ってくることができ、理解がしやすく、スムーズなコミュニケーションをとることが出来るでしょう。
同様に、ある問題点に対する解決策を提示する際にも結論、理由が必要になります。
また、ビジネスの現場は年齢層が幅広く、立場もさまざまな環境です。
さらに最近は、終身雇用の崩壊、業務内容の専門化などとはたき方の変化によって
今までの「暗黙の了解」が通じない環境になってきたり、共通の文化が無い人々の中でビジネスをする機会が増えてきています。
そういった、バックグラウンドなどが異なる方々に、自分が思っていることを理解してもらい、時には協力してもらうには、ロジカルシンキングが必要になります。
そして、この「ロジカルシンキング」は就職活動でも非常に重要になっています。
就職活動は、否応なしに日々膨大な情報を収集し、取捨選択をし、また履歴書や面接で自分の考えを伝えなくてはなりません。
どうやって論理的思考力を磨くのか
では、まだビジネスの現場に立っていない学生はどうやってこの「論理的思考力」を磨いたら良いのでしょうか。
しかしながら、現在の教育の中ではこういった授業が大学に取り入れられているケースはそこまで多くありません。
一見難しそうに思いますが、日常のこうしたちょっとした努力によって、ごくごく自然に身につけることができます。
本日は、すぐにでもできる「論理的思考力」を磨く方法2つをご紹介します。
1.考える癖をつける
身近なちょっとしたことでも、なぜそうなのかと理由を考える癖をつけることです。
日常から常のちょっとしたことについて自分を納得させられるような仮設をたてながら自分自身を納得させられるように繰り返し考えてみて下さい。そうすることで日ごろから、重ねて脳が考えることに慣れていき、いつしかそれが当たり前の習慣になっていきます。
トヨタ自動車は原因解明の手段として、社内に「5W」という原因解明方法を取りにいれています。
5Wとは、一つの事象に対して、5回の「なぜ」を考え、 更に、5回の「なぜ」を自問自答することによって、ものごとの因果関係とか、その裏にひそむ本当の原因を突きとめる方法です。
社員全員が「なぜそうなったのか」という問いを5回繰り返し、根本的な原因を探ることで、効率化や無駄の排除が行われているようです。
2.まねる
身の回りにいる話が分かりやすい人、上手い人の話し方を真似し参考にしてみることです。
論理的思考力があるからこそ話が分かりやすいので、その人たちの言葉遣いを真似することが思考力を付ける上で有効になります。
特に、説得力を競い合う競技の形で行われる、競技ディベートに出られている方々は、言ってみれば論理的思考力のプロです。
You tubeなどの動画投稿サイトでもディベートの大会など動画がアップされているので、時間がある時に見てみるのもいいかもしれません。
まとめ
就職活動では「論理的思考力」が高いことは評価ポイントに繋がるとされるとされています。
是非「ロジカルシンキング」のトレーニングに日常的に取り組み、しっかりと身につけていきましょう。
「ロジカルシンキング」の能力を鍛えることは、就職活動の時だけではなく、就職してから働きだし、課題の発見や解決、コミュニケーションなど多くの場面で役立つと言えます。