”書類選考を通過する”エントリーシート(ES)の書き方

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前回の『就活基礎知識④【第一関門】 書類選考について』では、書類選考に必要な、〈履歴書〉・〈エントリーシート〉の基本的な書き方のルールやマナーを紹介しました。
今回のコラムでは、前回のコラム上で取り上げた〈エントリーシート〉の書き方についてさらに掘り下げていき、”書類選考を通過する”エントリーシート(ES)の書き方をご紹介いたします。

”書き方”を理解する



◎結論選考型で書く
結論先行型とは、結論を先に述べてそのあとから結論に至る理由や結論をサポートする具体的な事例を述べる文章構成の方法です。この結論選考型の構成は、結論を先に述べ、文章の構造を提示することで、文章全体で何を言おうとしているかということが読み手にすぐ理解できるようになり、ストレスなく読み進めることができます。何千何万とエントリーシートを読まなければならない面接官に対して、パッと見て何が言いたいのかを理解してもらうことができるこの「結論選考型の文章構成」でエントリーシートを書きましょう。
1.結論を先に書く
2.その結論に至る理由を書く
3.理由をサポートする具体例を書く
以上の構成が結論選考型の構成となります。

◎PREP法を用いて書く
PREP法とは、
・Point-最初に結論を述べる
・Reason-結論に至る理由を述べる
・Example-理由に至る具体的な事例を述べる
・Point-最後に結論となる内容を繰り返し述べる
以上のような構成となっています。この型にはめるだけでわかりやすく論理的な構造の文章を作成することができます。長文のエントリーシートでもわかりやすくメッセージを伝えることができるPREP法をぜひマスターしましょう。


②”文章”を磨く



◎5W1H情報を充実させる
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(誰が)
・Why(なぜ)
・What(何を)
・How(どのように)
つまり5W1Hを充実させ、情報をより具体化させることがエントリーシートでは必要となります。この5W1Hを具体的に記述し、自分自身の経験をより具体的に採用担当者に伝えましょう。

◎曖昧語に気をつける
・リーダーシップ
・マネジメント
・コミュニケーション
など言葉の包括する・意味する範囲が広範囲に属する言葉です。上記のように普段の生活では特に聞きなれない外来語を無理に使おうとすると、どのように「リーダーシップ」を取ったのかというようにHowの部分が伝わりにくくなってしまいます。このような曖昧語に対して意識的に気を付け、Howの部分を詳細に記述することで曖昧さを排除したエントリーシートを書くことを心がけましょう。


以上2つの「”書き方”を理解する」・「”文章”を磨く」という点を意識して、採用担当者に”読まれる”・”具体的でわかりやすい”エントリーシートを作成しましょう。

③ESチェックリスト9



上記①②を意識してエントリーシートを作成したのち、以下のチェック項目をチェックしてみましょう。
1.質問に対して正確かつ簡潔に答えているか
2.文章の構造は整理されているか
3.自分を全く知らない人にも伝わるか
4.数字を用いて具体的に説明できているか
5.正しい日本語になっているか(誤字脱字/助詞の使い方/主述のねじれはないか/接続詞の使い方)
6.読みやすい日本語になっているか
7.見やすい表記になっているか
8.エピソードは具体的であるか
9.他の質問の答えと矛盾はないか

これらのポイントを抑えて”書類選考を通過する”エントリーシート(ES)を完成させましょう!


また『インターンナビ』では、
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