内定を獲得するための面接対策講座

就活基礎知識コラムの【関門】シリーズ第3弾、「面接について」をご紹介しましたが、それに合わせて今回の就活基礎知識コラムでは「内定を獲得するための面接対策講座」をお伝えします。
前回お伝えした通り、面接といっても個人面接、集団面接、グループディスカッション(GD)系と、さまざまな種類の面接があり、企業はこれらの面接を複数回にわたって実施し、最終的に自社に必要な人材に対して内定を出します。
この内定を獲得するまでの面接回数は、1社当たり3回か4回の企業が多く、メガバンクや証券、生損保などの金融機関では5回以上と回数が多い場合もあります。
また、1次・2次・最終と面接の段階によって、企業の学生に対するチェックポイントも異なります。一般的には、1次・2次面接では学生の能力や適性を見て、最終では内定を出しても辞退しないか、入社してもすぐに辞めないかなどを見ています。
これらを踏まえて、1つ1つ確認し対策していきましょう。

◎グループディスカッション


どのような形式の面接がどの段階で実施されるかは企業によって異なりますが、1次面接ではグループディスカッション系の面接が約20%実施されています。企業としては初期の面接ではできるだけ多くの就活生を集めて一度に効率よく選別使用とする傾向にあります。まずはこのグループディスカッション系の対策についてお伝えしていきます。

■グループディスカッション(GD)の概要
グループディスカッション系の面接には、学生5~10人が1チームとなって与えられたテーマについて議論したり、与えられた資料から結論を導くようなものがあります。所要時間は大体1時間程度のものが多いです。具体的には、前者は「働くとは」について全員で意見をまとめて結論を導く、後者は「どこに店を出すか?」というテーマで地図や通行量や人口、年齢構成などの資料を基に決めるようなものがあります。

グループディスカッションの流れとしては、
1.自己紹介
2.役割分担決め (役割:司会/書記/タイムキーパーなど)
3.時間配分決め (Ex.全体で40分→アイディア出し15分/議論10分/まとめ5分/発表準備5分)
4.共通認識や前提条件の共有 (テーマに対する”観点”や”定義”の確認と共有)
5.アイディアを出す
6.アイディアに対する議論
7.まとめ
8.発表の準備
上記のようになっています。

続いて、グループディスカッションの評価基準も確認します。グループディスカッションでは面接では見ることのできない、その人の対人関係においての能力を特に見られます。対人関係においての能力としてはかられるのが、
1.コミュニケーション能力 (話す力/聞く力/読む力)
2.協調性 (議論への貢献/場の雰囲気への貢献)
3.主体性
以上の3つの能力です。特に協調性は「社会人として最低限持っているもの」として見られ、減点法で評価をされることが多いものです。これらの能力に加え、論理性/リーダーシップといった能力が評価の上乗せにつながります。

上記、グループディスカッションの流れを理解したうえで、評価基準を意識して、本番のグループディスカッションに挑みましょう。

◎個人/集団面接


個人面接や集団面接では、面接官からたくさんの質問が飛んできます。中でも特によく出る質問としては、
・志望動機
・学生時代に力を入れたこと
・自己紹介
・自己PR
・他社の選考状況
・5年後、10年後どうなっていたいか
・今までで一番辛かったことは?
・集団の中での役割は?
などがあります。基本的には就職活動において、このような頻出質問への答えは事前に考えておいたほうがいいでしょう。

■志望動機
志望動機には仕事/企業を選ぶ「基準」が欠かせません。これがないと説得力のある志望動機にはなりません。売上高や規模だけを比較するのではなく、働く上でのモチベーションの源となる企業理念や会社の方向性、働き方などに目を向け、海外で働くのか、国内だけなのか、専門的な知識やスキルが身につくのか、結婚・出産した場合の働き方などを基準として考えると良いでしょう。
面接を通過できない人の志望動機は、業界の志望動機、働きたい理由、会社選びの基準、企業に興味を持ったきっかけ、というように、志望動機に盛り込まなければならない内容の一部だけしか入っていないことが多いです。これらは、”その”企業である理由がなく、会社に入ってからどのように働きたいのか、どんな仕事を手掛けたいのかというビジョンが見えてきません。
志望動機とは、
1.会社選びの基準は何か
2.そんな仕事に興味があるか
3.その仕事をするだけの能力があるか
これらを説明するものです。そのためには、先ほども述べたように仕事/企業を選ぶ「基準」が欠かせず、企業を十分に理解することが必要となるでしょう。

■学生時代力を入れたこと
「学生時代に力を入れたこと」について、サークルやアルバイトで「あんなことをした、こんなことをした」と説明する人がいますが、単なる経験を羅列しているだけの内容は、面接では評価されません。大事なのは、その経験を通して、何を考え、何を身に着け、何を学び、どう成長したかということです。つまり、面接担当者は力を入れた話の中から、
1.何を考え
2.どんな行動をし
3.経験の中で何を学び
4.発揮した・身に着けた・伸ばした力は何か
5.結果
6.経験から得た・学んだことをほかでも生かしているか
を知ろうとしています。面接担当者は、経験から得たいい部分を探し出そうとして「力を入れた経験」を聞いているため、就活生が「こんな能力を持っています」と言わなくても、「こんな経験をしてきました」と話すことができれば、「この学生はこんな能力を持っている」と判断できます。面接担当者が就活生の良さ(強み・能力)がわかるように、「どんなことを考えたか」「どんなことをしたか」を具体的に話すことが求められます。
また「学生時代に力を入れたこと」は、就活生の回答に対して次々と質問されるのも特徴です。
・具体的には
・なぜ、そのような行動をとったのか
・どのように進めたのか
・その結果どうなったのか
など、学生の特徴や能力を探し出すために「考え」や「行動」を知るための質問をしてきます。質問が細かいため圧迫面接と勘違いすることもありますが、あまり気負わずに回答していきましょう。

■自己紹介/自己PR
多くの面接は「まず簡単に自己紹介からお願いします」から始まります。自分のことを説明する最初のチャンスである一方、この回答の成否が、その後続く質問に影響を与えることも多いので、注意が必要です。
面接担当者は自己紹介の内容を聞いて、
1.どんな学生なのか
2.どんな学生生活を送ってきたのか
3.回答を丸暗記しているだけかどうか
4.自分の伝えたい事をうまく話せるかどうか
を知ろうとしています。大学名と名前を言って終ってしまう学生も多いですが、面接担当者に会話・質問の糸口となる「ネタを渡す」といった気持で話しましょう。
一般的には、自己紹介は学生生活全般や現在の自分を紹介するもので、自己PRは過去の経験を通して自分の強みを紹介するものです。自己PRを自己紹介と同じように面接冒頭で求められた場合には、前半で自己紹介的な内容を話し、公判で強みと裏付けの経験を話すといいでしょう。
しかし、自己PRを面接の途中で質問された場合はその内容を
1.自分の強みは何か
2.その強みはどんな経験で培われたのか
3.それをどう生かしているのか、または仕事で生かしたいのか
といった内容で回答するのがよいでしょう。
自己紹介も自己PRも、アルバイトだけ、サークルだけというように一つのテーマだけを話すのは好ましくないでしょう。「自分はこんな学生生活を送ってきて、こんな力を身に着けました」と学生生活全体のことも話し、「学生生活全般+強み」を話すとがよいでしょう。

◎最終面接


最終面接では内定を出しても辞退しないか、入社してもすぐに辞めないかなどを中心にみられます。つまり、「仕事内容について理解しているか」「どれだけ企業研究をしているか」を知るために、志望動機中心の質問になります。また、他社の選考状況等についても聞かれることが多いでしょう。

このように企業は面接の段階によってチェックするポイントを変えています。もう一度しっかりとそれぞれのチェックポイントを確認し、必要な準備を行っていきましょう。
面接の対策や練習をしたいといった要望に関して、インターンナビでは個別でのキャリア相談を行っていますので、ぜひご活用ください。

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