3月に情報解禁されてから、もう2カ月・・
6月から就職活動が本格化していくなかで・・・
就活しないと・・・
説明会いかないと・・・
履歴書、エントリーシートを書きあげないと・・・
今の時期は就職活動への精神的な疲労が出てくるころかと思います。
また、興味のある企業のエントリーシートや面接が通過しなかった時には、
自分の将来への不安や苛立ちなどが出てくるかと思います。
そうなると、ますます就活のやる気はなくなってきますよね・・・
今回は就活のやる気がでない時のモチベーションを取り戻す方法を解説します!!
◆『良いも悪いも本人の考え方次第』
皆さんご存知の
シェイクスピア(1564-1616)の代表作『ハムレット』の一節
失敗や辛いことや、自分にふりかかってきた嫌な出来事というのは、
それ自体は変えることはできません。
しかし、そのことに対し、「良い」ことと思うのか、「悪い」ことと思うのかといった、
意味づけは自分自身で決められます。
例えば、ペットボトルお茶を半分飲んだとき、
「もう半分も飲んでしまった・・・」
「まだ半分も残っているじゃないか!!」
と同じ出来事でも自分自身のとらえ方次第で意味が変わってくるのです!
◆人間万事塞翁が馬
出典:唐時代の俑「御者と馬」洛陽博物館蔵より
『准南子』という中国の古典の「塞翁が馬」というストーリー
昔、ある国境付近に住んでいた老人の飼っていた馬がにげてしまいました。
しかし、数か月後、その馬が一頭の名馬を連れて一緒に戻ってきました。
喜んだ老人の息子は、その名馬に乗馬しましたが落馬してしまい、
足を骨折してしまいました。
その後、まもなく戦争が起こり、たくさんの若い兵士たちが戦死しました。
しかし、足が悪かった息子は兵役を逃れることができました。
どこで区切るかによって、良い話にも悪い話にもなるように、
人生もまったく一緒で、幸不幸などのすべては、時間が経過してみないとわからないのです。
どこで区切るかによって「良い」ことや「悪い」ことになるのです!
だから、そのとき、そのときをもって幸福だ不幸だと嘆き悲しむことはなく、
一喜一憂することはないのです。
◆リフレーミング
考え方の「枠」をはめ直すことを「リフレーミング」といいます。
事柄を変えずに、意味づけや捉え方(フレーム)を変えることで、人生における選択の幅を広げ、
どのような出来事にも必ずプラスの意味があることを教えてくれます。
こまかく分けると、リフレーミングには2種類あります。
1つは、
意味(内容)のリフレーミング
「他にどんなプラスの意味があるのか?」という視点から物事を捉えていく方法です。
人の感情は考え方によって支配される部分が大半です。
考え方の内容を肯定的に変えることで否定的な感情を打ち消していく効果が生まれます。
もう1つは、
状況のリフレーミング
「他にどのような状況で役に立つのか?」という視点から物事を捉えていく方法です。
現在の状況では役に立たない能力でも状況を変えれば役に立つと考えることで自信をつけていくことができます。
リフレーミングは出来事の様々な側面を見るためのスキルです。
例えば、毎回面接が上手くいかない事実があったとして、
「どうして・・・できないの?」というフォーカスを持つのか、
それとも
「どうすればできるだろうか!?」というプラスの考え方を持つのかによって、
得られる選択肢の幅が異なってきます。
リフレーミングを活用することで、
今まで取ることのできなかった前向きな選択肢を、自分の意思で選ぶことができるようになります。
常に自分のとってプラスにならないかと考えてみてください。