【第二関門】 筆記試験について

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先日の≪就活基礎知識≫コラムでは、「【第一関門】 書類選考について」をご紹介しました。
引き続き今回の≪就活基礎知識≫コラムでは、「【第二関門】 筆記試験について」をご紹介したいと思います。
今回のコラムでは、筆記試験に関する基礎知識を詳しくお伝えします!

【筆記試験とは】

一般常識や時事問題、語学といった学力や知識を試すもの以外に、国語や算数の基礎能力や性格適性を調べる検査などが行われます。
大学受験のように難しい内容ではありませんが、問題数が多いのにも関わらず、制限時間が短く、また解き方を忘れてしまっている計算問題等があるため、就活における選考過程で最も対策の必要性が高いといえるでしょう。
採用試験の適性検査は専門の会社(テスト作成会社)が作成したテストを実施する企業が多いです。(以下参照)

◎主な適性検査(ペーパーテスト)

































テスト名(テスト作成会社) 測定内容
SPI(リクルートキャリア) 能力適性検査(言語 非言語)/性格適性検査
※英語、構造的把握力はテストセンター(Webテスト)のみ
「CAB」(日本SHL) 能力適性(暗算、図形問題)/性格適性検査
「IMAGES」(日本SHL) 「GBA」の簡易版テスト
「C3、A8、I9など」 (ヒューマネージ) 判断推理力検査(言語、数理)/キャリアパーソナリティ適性検査(性格適性検査)
「SCOA」 (NOMA総研) 基礎能力(言語、計数、論理、英語、常識)/性格適性検査
「内田クレペリン検査」(日本・精神技術研究所) 心理テスト

そしてこの適性検査は近年、パソコンを使ったWebテストとして実施されるのが主流となっています。SPIの場合、Webテスト版は「テストセンター」「インハウスCBT」「Webテスティング」という3方式があります。このほか、CBAのWebテスト版は「Web-CAB」、GABのWebテスト版は「玉手箱」があります。どのテストも出題内容はペーパーテストをアレンジしたものですが、中にはWebテスト独自の問題があったり、実施時間がペーパーより短かったりと、Webテスト用の対策が必要になります。

【最も使われているテスト「SPI」】

このように様々な適性検査がありますが、この中で最も使われているのが、リクルートが作成・販売している「SPI(Synthetic Personality Inventory)」です。そして現在使われているSPIテストは正式には「SPI3」といいます。(SPI旧→SPI2とテストの内容が変わるたびに名前も変わっていますが、SPI旧は数年前に廃止され、SPI2は現在ほぼ使われていません。)

◎SPIの受験方式
・テストセンター
・Webテスティングセンター
・インハウスCBT
・マークシート
SPIの受験方式には、指定された会場で受ける「テストセンター」/自宅PCで受ける「Webテスティングセンター」/募集企業内のPCで受ける「インハウスCBT」/「マークシート」の4方式があり、「テストセンター」方式が4つの中で最も使われています。また、4方式で出題範囲や問題が異なることがポイントです。

◎SPIの構造
SPI3は大きく、「能力検査」と「性格適性検査」に分けることができ、能力検査はさらに、「言語分野」と「非言語分野」に分類されます。学生を学力だけでなく、性格を含めた総合的な能力を判断する仕組みとなっています。
・能力検査
能力検査は、漢字分野/要約や接続を含む文章題/英語からなる「言語分野」と中学受験~高校の算数、数学、理科/中学受験独自の解放を使う「非言語分野」に分類されます。
・性格適性検査
性格適性検査では、約200問ある質問に答えてどのような性格かを診断されます。企業とのマッチングが重視されます。
この性格適性検査の内容は、
社会的内向性/内省性/身体活動性/接続性/慎重性から、社交的で行動力のあるタイプか/粘り強いタイプかを判断する「行動的側面」
達成意欲/活動意欲から、難問や競争的な場面に対峙するパワーの大きさがわかる「意欲的側面」
敏感性/自責性/気分性/独自性/自信性/高揚性から、ストレスや失敗の受け止め方など内面的な気持ちの動きを判断する「情緒的側面」
どのような仕事に適応しやすいか判断する「職務適応性」
どのような組織風土に適応しやすいか判断する「組織適応性」
の以上6項目からなっています。

以上筆記試験に関する基礎知識をしっかり押さえて、無駄のない対策を行っていきましょう!

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