OB・OG訪問について

3月からの就活解禁にむけて、17卒の就活市場の動きもより活発になってきました。そんな状況の中で、本選考にむけて、企業研究や自己分析をおこなうだけでなく、他の就活生に差をつけたいという就活生のために、今回は「OB・OG訪問について」をご紹介いたします。

◎OB・OG訪問とは


そもそもOB・OG訪問とは、志望企業で働く大学の先輩を訪ねて、企業の情報を収集することです。
通常、企業情報の収集方法としては、就職サイトや企業のホームページ、会社案内などから得ますが、これらは、企業が積極的に流しているオープンな情報であり、企業にとって都合のいい情報しか出していないことが多々あります。また、活字から得られる情報には限界があり、それを補うのが、興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容や社内の雰囲気などを知る、OB・OG訪問なのです。

あるデータでは、OB・OG訪問をした就活生の内定獲得率は、そうでない就活生の倍以上というデータもあります。
OB・OG訪問は、業界や企業のことをより深く知ることができるだけでなく、内定への近道でもあります。

◎OB・OG訪問2つのメリット


①一歩踏み込んだ業界研究・企業研究ができる
誰でもわかるような企業・業界研究は、会社HPや説明会で調べることができます。しかし、OB・OG訪問では自分自身が入社を希望している企業や業界の社員と会うことで、具体的な仕事内容や社内の実際の雰囲気、給与のことなど、自分だけの企業情報を知ることができます。これが直接内定につながるわけではありませんが、少なくとも周りの就活生との”差”になります。

②面接に自信が持てるようになる
OB・OG訪問では、社会人と会うことになります。選考における面接官も当然社会人が行うため、OB・OG訪問を経験することで、対社会人とのマナーや会話力を身に着けることで、面接に対して自信を持つことができます。
また、志望動機や自己PRを聞いてもらい、アドバイスをもらうなどするとさらによいでしょう。

◎OB・OGの探し方


①卒業生名簿
大学の就職課(キャリアセンター)にある卒業生名簿から探す方法。ただ、「個人情報保護法」によって、連絡先やOB・OG名をオープンにしないケースが増えているため、就職課の職員から連絡してもらうのがいいでしょう。
②OB・OG懇談会
大学で開催されるOB・OG懇談会では、志望する企業ではなくても、仕事に関する話を聞くことができるため、積極的に参加してみましょう。
③ゼミ・サークルの先輩
ゼミやサークルの先輩のOB・OG名簿も有効です。特にかかわりが深かった場合には、先輩も親身になって話してくれるでしょう。
④企業の人事に問い合わせる
紹介が可能であるか企業に確認し、可能であれば、企業の人事に直接紹介してもらう方法も1つの方法でしょう。
⑤その他知り合いの人脈を使う
教授や家族、友人、先輩、親戚など思わぬところで紹介してもらえる可能性もあるため、思いつく限りの人脈を使いましょう。
⑥就職イベントや合同企業説明会を利用する
企業が参加する業界・仕事研究などのイベントや合同説明会などで社員との交流を設けているイベントもあります。

◎OB・OG訪問の注意点


○準備
・「自己PR」「学生時代に打ち込んだこと」「志望動機」をまとめておく
・質問をリスト化しておく
・企業情報を事前に調べる
・日時、場所、連絡先の確認
まず、「自己PR」「学生時代に打ち込んだこと」「志望動機」をまとめて、簡潔に自分のことを伝える準備をしておきましょう。面接の練習になるだけでなく、アドバイスももらえるかもしれません。また、先輩たちは忙しい合間を縫ってわざわざ会いに来てくれています。質問をまとめておくことはもちろん、会社案内やホームページを熟読し、先輩に合わないと知りえない情報を得るための質問のみをするようにしましょう。

○注意点
・遅刻厳禁
・身だしなみの確認。リクルートスーツ着用。
・会うときは、選考の一環だと考える。
・メモを取る
・時間内に終わる
以上のマナーは最低限守りましょう。

◎訪問後について


訪問後は、聞いた内容や印象、質問した時の先輩の表情などをまとめましょう。聞いた情報を志望動機に盛り込むことで、説得力が増し、他の就活生との差別化につながります。
また、訪問後すぐに手紙またはメールで礼状を出すことを忘れないようにしましょう。

以上、「OB・OG訪問について」をご紹介いたしました。
インターンナビではOB・OG訪問のサポートノウハウも完璧にそろえています。ぜひご相談ください。

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