2つの数字からわかる!【就職活動の本質】とはなにか

就職活動は、誰にとっても不安なものだと思います。
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定年退職まで、40年間の社会人生活をむかえるのです。中学受験や高校、大学受験では、未来の3年間や4年間を占うものではありますが、社会人は40年間です。不安になるのも無理はありません。ただ、就職活動の本質を、不安であるがために見失ってしまう人が後を絶ちません。そんなドキドキとワクワクのそして不安たっぷりの就職活動をむかえる学生の皆さんに2つの数字を見て頂きたいと思います。

1.73倍


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これは1つ安心材料になるのではないでしょうか。いわゆる大卒求人倍率の数字です。簡単に解説をしてしまうと、大学を卒業した学生1人を欲しがっている企業が1.73社あるということです。ほっておいても皆さんに内定を出す(出したい)会社が1人につき1.73社あるわけですから、ある程度余裕をもって就職活動を望めるかもしれません。

32.4%


こんなに恐ろしい数字はありません。これは、大学を卒業したの新卒の早期離職率です。せっかく就職活動で内定をとり、無事に大学の卒業式をむかえ入社したにも関わらず3年以内に会社を辞めてしまう離職者の数字です。だいたい3人に1人がすぐ会社を辞めてしまうのです。

A『就活どう?』
B『決まったよ!』
C『俺も2社決まった!』
A『そっか俺もようやく内定出たし、飲みに行こう!』
こんなに幸せの会話をしている3人の就職活動生であるAさん、Bさん、Cさんのうち、1人はその後3年以内にせっかく入った会社を辞めてしまうのです。
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これが実際の数字なのです。何とも恐ろしいことですが、それが現実でもあるわけです。

私が、この2つの数字でみなさんに伝えたかったのは、就職活動のゴールを内定を取ること、としてしまっていると、いずれ悲しい結末を迎えてしまうということです。たくさんの企業が、新卒という人材を欲しがっているので、内定を取ることは難しいことではありません。ただ、学生が大切にすべきことは、内定を出してくれた会社が自分自身にマッチした会社であるかを見極める必要があるのです。

就職活動で大切なのは、マッチングであるということを改めて感じてほしいと思います。

ここで1つ、為になりそうな話をご紹介致します。
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【人間万事塞翁が馬】という言葉をご存じでしょうか。中国の古い文献にある教えあり、聞いたことのある方も多いかと思います。人間(じんかん)という言葉は、世間という意味です。塞翁というのは、城塞に住んでいる翁(おきな)、つまり老人のことです。

【人間万事塞翁が馬】


ある日、翁が飼っていた馬が逃げていってしまいました。当時の中国の馬は高級品であり、馬を失ってしまった翁はとてもアンラッキーと言えます。しかし翁は残念がる様子もなく言ったのです。
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「この後に、いいことがあるかもしれない。」と。
そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬がメスの馬を連れて帰ってきたのです。高級な馬が戻ってくるどころか、増えて戻ってきたのです。なんと幸運なことでしょうか。しかし、翁は喜ぶこともなく言いました。
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「この後に、不幸なことが起きるかもしれない。」と。
その後のある日、翁の息子が、連れてきたメス馬に乗っていると、落馬をしてしまい障害をもってしまったのです。幸運にも馬を手に入れた翁は、その馬のせいで大切な息子に大怪我をさせてしまったのです。なんと災難なことでしょう。しかし、悲しむどころか翁は平然と言いました。
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「この後に、いいことが起きるかもしれないよ。」と。
1年が経ったころ異民族たちの襲撃に遭い、戦争が起こりました。中国の若者の多くはすべて戦争に行きました。そして、多くはその戦争で死んでしまいました。しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済んだのです。なんとも幸運なことでしょう。

この翁、とてもすごいですね。この話から学ぶべきは、人生には良いことも悪いこともあり何が起きるかわからない、一喜一憂していてはいけないよ、ということです。

就職活動には、良いことも悪いことも起きます。とても志望度の高かった企業の選考に落ちて落ち込んでしまったり、なんとなくで受けてみた会社から内定が出てうれしい!なんてこともこの先起きてくることでしょう。しかし、就職活動は何度も申し上げるとおり、内定をとることがゴールではありません。大切なのは入社後であり、入社後にうまくいくかどうかは、企業とのマッチングによるといえます。就活の受かった落ちたではなく、自分にあった会社なのかどうかを冷静に判断する必要があります。
では、自分に合った企業なのかどうか、どうすれば判断ができるのでしょうか。

その答えとして、インターンシップを我々は薦めます。
入社後に、どう働くのか、どんな人と働くのか、その中で自分には何ができるのか。まず一度、インターンシップという形で働いてみることで1つの答えが導かれるのだと思います。

この記事を読んでいただいた就職活動生には、一喜一憂する就活も、入社後の早期離職もしてほしくありません。インターンシップで、ベストマッチの会社との出会いを実現していただきたいと思います。

本コラムの執筆者

taka

1993年新潟生まれ、大学を期に東京に上京。
2016年3月に明海大学を卒業。
学生時代に不動産、IT系ベンチャー、商社など4社の内定を獲得。
そんな中、株式会社ユナイテッドウィルのインターンシップ選考に参加。
入社前から実力主義の中で成長を夢見ていて、日々苦悩している。1月からインターンシップとしてインターンナビ事業を受け持ち、4月に入社。

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